こんにちは。4児の育児中のなだとです。
我が家では4人のわが子をヤマハの幼児科から通わせています。ヤマハ幼児科はグループレッスンですが、しかし4人それぞれ本当に合う合わないがあって、子によってレッスンの向き合い方が全く違います。特に、うちは3番目の子が正直、グループレッスンについていけませんでした。でも、今は楽しくピアノを続けています。
うちの子このままで大丈夫なんだろうか…と悩んでいるお母さま方の参考になればと思い、うちの第三子の体験談をお話しします。
グループレッスンについていけなかった息子

我が家では、上のお姉ちゃん二人が幼児科コースをそれなりにこなしていたというのもあり、私も特に考えず息子も同じように通わせてみたんですね。
そうしたら、この子がうまく弾けなかった。ぷらいまりー②の両手あたりから難しくなってきて、ぷらいまりー③になるとほぼ一曲ちゃんと弾けませんでした。それが本人にもわかるので、かんしゃく起こしたり、弾きたくないと駄々こねたりと、散々な状態。
手がね、思うように動かないみたいなんです。レとファの指が特に難しいみたい。練習しても、なかなかうまく弾けません。男の子とは女の子に比べ不器用というのもあるようなのですが、このままでは周りの子にも迷惑になるので、打開策を考えました。
検討した打開策

幼児科についていけなくなった時点で考えた打開策は以下。
- ピアノをやめる
- 今のクラスのままで個人レッスンもプラスする
- 幼児科を一旦休止して来年編入する
- 幼児科を来年一からやり直す
- 個人レッスンにする
「1.ピアノをやめる」 は一番手っ取り早いですよね。本人も今のままでは意欲もないですし、親としても楽です。でも、今やめたら今後音楽に苦手意識を持ったままになってしまう可能性もあるわけで、それはちょっとかわいそうかな、と親の私が思いました。この子のペースがあるのに、一般的な年齢に合わせて習い始めさせたせいで音楽自体を敬遠させちゃうのは勿体ない。なので、もう少し足掻いてみてそれでもダメだったらやめよう、ということにしました。
その次に検討したのは「2.今のクラスのままで個人レッスンもプラスする」でした。先生からも個人レッスンをつける(有料)こともできますよと言われ、割と早くから考えていましたが、本人のモチベーションが上がらない現在のまま、先生の個人レッスンをプラスしても逆に本人もうんざりしそうな気がしましたので、見合わせました。
その次に思ったのが「3.幼児科を一旦休止して来年編入する」でした。今つまづいているので、もう少し手先が動くようになればどうにかなるのではと思い、ぷらいまりー②をもう少し自分または個人レッスンなどで練習してから来期の②または③から編入できないかと思いました。教室側にも相談したのですが、編入はメンバーが全く変わってしまうし、私たちの通うヤマハ教室では現実的ではない、とのことでした。
また、「4.幼児科をイチからやり直す」も、一応検討しました。「みんなで歌やリズム遊びは楽しい」と言っていた息子。弾くのは難しくても、おともだちと歌などから音楽への楽しみを広げていけたらいいのでは、と思い、グループレッスンの幼児科をもう一度イチからすることを検討してみました。費用もダブるし、一年下の子と学ぶのは本人のプライド的にもどうだろう…と思ったのですがこれは一度本気で検討しました。しかしやはり現実ではないかな?と思い、見合わせました。
そして最後「5.個人レッスンにする」、これは、先生は同じですがヤマハの所定のコースではないので、ヤマハメソッドではなくなるということでもあります。ただ、個人の進度に合わせて指導をしてくれるので、所定の到達目標に追われなくていいというメリットがあります。
結局、個人レッスンにすることにした。グループとの違いは?

色々と検討したのですが、我が家は個人レッスンにすることにしました。新しいグループになっても、またついていけなくなったりしたらまたグループに迷惑をかけると思ったからです。
こうして個人レッスンになったことで、レッスン時間もうちの場合は30分となりました。すると本人的にはそれがすごくよかったみたいです。「すぐ終わる~♪」と言って喜んでました。確かに、幼児科は複数の生徒がいるとはいえ、こどもには1時間は長いですよね。さらに月謝は同じ先生ですが幼児科より少しだけ安くなりました。
そして、楽器もエレクトーン中心からピアノオンリーに。色んな音が出るわけではないけれど、親の私としては、将来的にはエレクトーンは考えてないので、ピアノを早くから練習させることができてオールオッケーです。幼児科がエレクトーンなのは幼児の手の力の強さを考えたり色々とあるようですけどね。でも今後ピアノならピアノの鍵盤の重さに慣れねばならないのであって、これでいいと個人的には思います。
また、教本は「ぷらいまりー」ではなく、きりがいいところで新しく指定された教本を買いました。ヤマハが作った子ども用教本なのでぷらいまりーと曲目がかぶるところはあります。しかしヤマハ所定のコースではないので厳密にはヤマハ生ではなく、私たちが通う楽器店独自のコースというくくりらしいんですが、今のところ困ったところはないです。強いて言えば、コロナの自粛期間明けにお姉ちゃんはもらったヤマハレッスン持続特典のぷっぷるのノベルティグッズはなかったかな…笑。
個人レッスンになって積極的に弾くようになった
個人レッスンになって、周りを気にすることなく弾けるようになった息子。
すると、徐々に自信を取り戻したのか、今は楽しく弾けているようです。先生も、幼児科では見なかったアイテムを出しつつ息子に合わせた指導を工夫してくださっています。すると息子は最近では、私が言わずとも家でピアノの前にすわることができるようになりました!また、レッスン中に歌ったりは特にないけれど、全然気にならない様子。幼児科のときはできるのが唯一ソレだったので、歌は楽しいとか言ってたのかな…と今となっては思います。
こうして上手く手が動かなくて個人に移った息子でしたが、耳は結構聴けてるように思うんですよね。私が数回しか聴いてなかった歌も横にいてよく覚えているんです。これはこれで、(早かったかもしれませんが)幼児科から始めたからかな?とちょっと希望的観測したりしてます。これから手が動くようになったときがちょっと楽しみです。
グループと個人それぞれの良さがある

このような感じでうちの三番目には個人が合っていましたが、一方でうちの一番目の子は幼児科から続くメンバーでグループレッスンを続けており、この子はお友達と続けることが励みになっているようです。この子に関しては個人レッスンだとピアノを続けていなかったのではないかと思います。
ピアノは練習がどうしても必要な習い事ではあるので、弾けるようになるまでは、その子によっていろんなアプローチがあるのではないかと思います。その子に合わせたやり方で、楽しく続けることができればいいですよね。


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