こんにちは。４人の子持ちのなだとです。
このたび、我が家は第一子の中高一貫校の受験を無事、合格で終えることができました。
この子はスポーツ系の習い事も週５でやっていたので、最後の最後まで、習い事と受験勉強の兼ね合いに悩みました。どっちかに専念した方がいいのか…？と親子ともどもずっと考えていたと思います。
このページでは、これからの受験に向けて、習い事との両立に悩む方のために、体験談を交えてご紹介します。
習い事との両立はできる？
結論的にいえば、「両立は可能」です。
しかし、勉強時間などはかなり絞られてきます。ほかの子よりも限られた時間で効率よく勉強する工夫が親も子も必要です。
これは裏を返せば、メリハリをつけて、集中して勉強することにつながると思います。
双方にいい影響が出たりも？
うちの子の場合、習い事も勉強も両立することが、双方に良くはたらきました。
今までスポーツをいわば「なんとなく」習っていた面もあった我が子でしたが、塾に行き始めた頃、夏期講習のあとに習い事に行ったとき、「今日体動かすのすっっっごい楽しかった！！！」と満面の笑みで言いました。
頭をフル回転させたあとに、ただただ無心にボールを追いかけることが何よりも楽しかったようで、「スポーツ習ってて良かった…」としみじみと言ってたのが印象的でした。
体を動かして単純にリフレッシュできたというのと、どっちもやることで、自分が今やっていることに関して、輪郭が見えてきたのだと思います。向き合い方をとらえているようでした。
両立が上手くいかない場合はどんな時？
しかし、やるべき課題に時間や心の余裕が足らず、睡眠時間に影響が出てしまっては体に支障をきたします。
実際、私たちのスポーツのチームでも、夜９時まで習い事をやって、それから帰宅して風呂・夕飯等のあと深夜１～２時まで勉強して…という子がいました。その子は、特待を狙っていたので母親もかなり勉強をさせていたようなんですが、周囲からみても、目の周りにクマを作った青ざめた顔でやっていて、本人は辛そうでした。こうなると双方に悪影響が出てしまいます。スポーツの方でも成果が出ず、スランプになっていました。
その後やはり、彼女は勉強に専念させるということで習い事はやめていきました…。チームメイトも本人もかなり辛い時期でしたが、その後志望校には合格したようなので、聞いたときはちょっとほッとしました。見極めるのも大事ですよね。
両立のために勉強はどうする？
両立をするために親ができる最大の工夫は、どうやって勉強と習い事の時間を確保するか、ということ。
我が子の場合、スポーツは火木金曜の19～21時、土日は９～15時（練習内容によっては前後）で、月曜と水曜しか休みはありませんでした。しかし多くの塾がそうであるように、月曜日は塾も休みのところが多いです。そうなると、水曜しか我が子は塾に行くことができませんでした。
悩んだうえうちが決めたのは、水曜に応用授業をしている塾でした。
この塾で週一回の「応用の授業」、そして「夏期講習」「冬期講習」を皆と受けることにしました。うちの場合ここは思い切って、この塾の金曜の「基本授業」と、土日の「作文・面接などの特訓」は諦めました。モチロン、うちの時間に合わせてくれる個人塾や家庭教師も考えました。しかしうちは、同じく受験する人の状況を見れないと受験への空気感がわからないかな、というのと、単純に受験コースのある進学塾がノウハウを持っているだろうという点を踏まえて週一ですが教室に入れました。
すると、うちの子にはこのやり方が合っていたようで、水曜以外の授業は取ってないのを自覚して、空いた時間は自分なりに自習することで、補っていたようです。
親が受験一辺倒になっても良くない
受験に関しては本人の思いに関して、親がうまく促したりアドバイスすることが重要だと思います。
同じく受験した我が子の友達がいたんですが、途中から「やっぱり地元の中学に友達と行きたい。受験したくない。でも、親が受験に燃えているので言い出せない……」という状況に陥ったようで、結果、受験当日、テストを白紙で出したという子もいました。親が知ったときはあとの祭り。結局その子は地元中学への進学となりました。
実は我が子も、直前まで「今の友達がいるし、そのまま地元中学でもいいかな…」なんて迷ってました。私はそれに「最終的に受かってから決めたらいいんじゃない？」と言っていたところ、いざ受かれば「受かったところに絶対行く」となりました。
「いろんな世界を見せ、選択肢を増やしている」を親がいかに演出するかも重要と思います。
以上、私の経験からの状況です。その子に合う合わないはありますが、親が上手くアシストすることで、良い結果がくると思います。
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